法華経の注釈集 信解品

法華経の注釈集 信解品 (とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。)   P.124 ・尊者スブーティ(須菩提(しゅぼだい)) 釈迦の十大弟子のうちの一人。解脱第一。金剛般若経に…

法華経の注釈集 譬喩品(その3)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.105 ・野干(きつね) 「野干(やかん)」とは、日本においてはキツネの異名だが、実際にはジャッカルのこと。   P.110 ・…

法華経の注釈集 譬喩品(その2)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.88 “多宝(大宝厳)” 前述したが、ここでの「多宝」とは、見宝塔品以降の「多宝如来」の多宝と同義であると考えられる。   P….

法華経の注釈集 譬喩品(その1)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.81-82 ・「世間の幸福を思ってあわれみを垂れたもうあなたにお会いしてから、ひとり日中の休息のために歩きまわりながら、『ああ、私は迷い出…

法華経の注釈集 方便品(その2)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.59 ・「(このようにして)私の集会は確立されることになった。」 釈迦が開こうとしている教えの会合から、高慢心をいだいた者たちが去り、虚空…

法華経の注釈集 方便品(その1)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.40 ・「そのとき、実に、世尊は念(おも)いも新たに気持を正しくして、この三昧から立ち上がられた。三昧を出られたから、尊者シャーリプトラ(…

法華経の注釈集 序品(その2)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.24 ・「良家の子らよ、それは、偉大な法を(全世界に)響きわたらせる講説をなさろうとするお考えが如来にあることなのです。」 釈迦如来がこれ…

法華経の注釈集 序品(その1)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.8 ・「オーン、すべての仏陀と菩薩たちに敬礼したてまつる。すべての如来、独覚、聖なる声聞たちに、また過去・未来・現在の菩薩たちに敬礼したて…

「正しい教え」と文明の流転

小宮氏によれば、「正しい教え」の観点からみた正法・像法・末法が文明のサイクルとして流転しているという。   例えば、このわれわれが住む世界では、紀元前7~5世紀頃(諸説あり)釈迦牟尼如来が現れ、その後、インドの…

正法・像法・末法・最末法

正法・像法・末法とは、如来の正しい教えの存続という観点から見た時代区分。 Wikipediaでは、以下のように解説されている。 正法(しょうぼう、しょうほう)とは、仏教で、正しい法(教え)のこと。邪法に対する語。白法、浄…