2023年6月11日 私たちが認識しているのは、ただ「今」だけ 今回も哲学的なお話をさせていただきます。 前回、「時間はまぼろしのようなもの」ということを言いましたが、それでは、私たちが今まで当然のものとしていた、過去、現在、未来と直線的に流れる時間という概念とは何なのでしょうか? …
2023年6月11日 時間と空間はまぼろし 今回も前回に引き続き、哲学的な話をしたいと思います。 前回、あることがきっかけで、時間と空間がまぼろしのようなものではないかと思うに至ったと書きましたが、そのきっかけは、ある心の病を患ったことでした。 その病とは、以前に…
2023年6月11日 自己と時間について 実は、私の大学の専攻は哲学でした。だからというわけではありませんが、ここで一つ哲学的なお話をしたいと思います。 皆さんは、自分自身の自我について考えたことはありますでしょうか?「我思う、故に我あり」と言われるように、もの…
2022年9月5日 法華経の注釈集 普賢菩薩勧発品 (とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。また〔 〕は筆者が補足した部分である。) P.251 ・普賢菩薩 今生で如来となるべき菩薩。菩薩が如来となるには、過去世において授…
2022年8月28日 法華経の注釈集 妙荘厳王本事品 (とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。また〔 〕は筆者が補足した部分である。) P.237 ・妙荘厳王 妙音菩薩品で釈迦への”聞き手”として登場した、華徳菩薩の過去世。…
2022年8月23日 法華経の注釈集 観世音菩薩普門品 (とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.223 ・観世音菩薩(観自在菩薩) 前章の「妙音菩薩品」の”妙音”とは、”音にならない音”、”何もない真空”を意味するもの…
2022年8月14日 法華経の注釈集 妙音菩薩品(再作成版 その3) (とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.217 ・華徳菩薩 前章(薬王菩薩本事品)における宿王華菩薩と同じく、法華経の読者の投影である。この後の章の妙荘厳王本事品の妙荘厳王は、…
2022年8月14日 法華経の注釈集 妙音菩薩品(再作成版 その2) (とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.212 ・「さて、妙音菩薩大士は、そのとき、その仏陀の国土から出かけず、その席から立ち上がらないままで、そのような三昧にはいった。」 時…
2022年8月14日 法華経の注釈集 妙音菩薩品(再作成版 その1) (とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.209 ・妙音菩薩 この章の主人公であり、すでに幾度も転生を重ねながら法華経を学び広めるという修行を積み、来世において(師である如来の末…
2022年8月4日 法華経の注釈集 薬王菩薩本事品(その2) (とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.198 ・「『そのとき、宿王華よ、その一切衆生喜見菩薩大士は、泣き叫び、嘆き悲しんだあとで、八万四千個の七宝よりなる瓶(へい)をつくらせて…