法華経の注釈集 法師功徳品

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。)   P.145 ・「『だれかある良家の子が、(将来)この法門を受持したり、読経したり、教示したり、書写したりするとしよう。その良家の…

法華経の注釈集 随喜功徳品

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。)   P.136 ・「随喜」  ここでの「随喜」とは、「分別を持った人が法華経を読み感じる喜び」のことである(奥平亜美衣、小宮光二、『…

法華経の注釈集 分別功徳品

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.119 ・「福徳」  この章のサンスクリット語からの和訳タイトルである。「一品二半」という言葉があるように、法華経においては、従来、如来寿…

法華経の注釈集 如来寿量品

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。)   P.105-106 ・三たびの問い  釈迦の「良家の子らよ、私に信頼をおきなさい、真実のことばを語る如来を信じなさい」という三度…

法華経の注釈集 従地涌出品

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.84 ・他の世界からやってきた菩薩たち 見宝塔品において、釈迦が眉間の白毫から光を放つと、十方の方角にある無数の仏陀の国土が明るく照らし出…

法華経の注釈集 安楽行品

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.62 ・安楽な生き方 この章のタイトルの現代語訳である。「安楽行」を「『安楽な行』ではなく『安楽な境地に住するための行』」であるとし、この…

法華経の注釈集 勧持品(2022.5.22一部修正)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。)   P.53 ・「そのとき、”薬の王(薬王)”菩薩大士と”大きな弁才のある(大楽説(だいぎょうせつ))”菩薩大士は、従者である二百万…

法華経の注釈集 提婆達多品

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。)   P.40- ・デーヴァダッタ(提婆達多(だいばだった)) 釈迦のいとこにあたる人物。同じく釈迦のいとこであったアーナンダらととも…

法華経の注釈集 見宝塔品 (2022.4.12加筆)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.22 ・ストゥパ(塔) インドでは精神性の象徴としてこの言葉が用いられる。   P.23 ・「結構です、大変結構です、シャーキア…

法華経の注釈集 法師品(その2)

P.12 ・「衆生たちを慈しむためにこの経典を説く人は、世間の保護者(仏陀)によって、衆生たちを教化するために遣わされたものである。 衆生たちを慈しむためにこの経典を受持する人は、(意志が)堅固なものであり、(仏陀の国土…