法華経の注釈集 見宝塔品 (2022.4.12加筆)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.22 ・ストゥパ(塔) インドでは精神性の象徴としてこの言葉が用いられる。   P.23 ・「結構です、大変結構です、シャーキア…

法華経の注釈集 法師品(その2)

P.12 ・「衆生たちを慈しむためにこの経典を説く人は、世間の保護者(仏陀)によって、衆生たちを教化するために遣わされたものである。 衆生たちを慈しむためにこの経典を受持する人は、(意志が)堅固なものであり、(仏陀の国土…

法華経の注釈集 法師品(その1)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典5 法華経Ⅱ』による。) P.7 ・「そのとき、世尊は、”薬の王(薬王)”という菩薩大士をはじめとする、かの八万の菩薩たちに向かって仰せになった。 『薬王よ、この集会の…

法華経の注釈集 授学無学人記品

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。)   P.236 ・尊者アーナンダ(阿難) 釈迦の十大弟子の一人。多聞第一。釈迦のそば近くで仕えながら多くの教えを記憶したという。釈迦…

法華経の注釈集 五百弟子受記品(その2)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.245 ・大声聞のカウンディヌヤ(憍陳如(きょうじんにょ))比丘 阿若・憍陳如(あにゃ・きょうちんにょ、あにゃ・きょうじんにょ)とも記され…

法華経の注釈集 五百弟子受記品(その1)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。)   P.236 ・尊者プールナ・マイトラーヤニー・プトラ(富楼那弥多羅尼子(ふるなみたらにし)) 釈迦の十大弟子の一人で、説法第一。…

法華経の注釈集 化城喩品(その3)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.221 ・16人の如来たち ここで、16人の如来と彼らがいる方位を表にまとめると以下のようになる。 方角 世界の名前 如来としての名前 1…

法華経の注釈集 化城喩品(その2)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.215 ・「また、彼は縁起の経過を(次のように言って)詳細に解き明かした。 『かくして、比丘たちよ、実に、無知(1.無明)を条件として生成…

法華経の注釈集 化城喩品(その1)

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.188 ・「過去の因縁」(本章タイトル) 本章は、漢文訳のタイトルである「化城喩品」と呼ばれることが多いように思うが、サンスクリット語から…

法華経の注釈集 授記品

(とくに記載がない場合、ページは『中公文庫 大乗仏典4 法華経Ⅰ』による。) P.175 ・「『彼〔カーシャパ比丘〕は(転生の最後の身体で、”光明を得た(光徳)”という世界において、”偉大なる光輝(大荘厳)”という劫のと…