仏教的に見た「時間」の意味

 11次元においては、「何も始まっていない状態」と「すべてが滅尽して終わった状態」は同じである。言い換えれば、過去と未来の区別のない”Everything is Nothing”という状態がただそこに(在るともいえない状…

存在の次元構造について

宇宙は11次元構造からなると言われている。 すなわち、3次元の上に8つの次元が存在し、9つの階層からなると考えられている(実際には3次元空間の中に重なり合っている)。 また、古代の仏教では精神は9つの階層からなると言われ…

最高の悟りへのプロセスの骨子

最高の悟りへのプロセスの骨子   ・弟子として如来(正確には「如来さながらの人=普賢菩薩)の教えを受ける   ↓ ・解脱して阿羅漢となる(意識は8次元に存在)⇒弥勒菩薩   ↓ ・授記を得て、「ビッグバン」の起…

12. 滅尽

如来だけが得ることのできる神通力。世界の真理を悟る能力、すべての存在が無生法認(忍)を得て、すべてが終り、すべてが始まる前の「何もない真空」を見る力。

11.無生法認(忍)

 「ものは本来生ずることがないことを認容する知」のこと(中公文庫『大乗仏典5 法華経Ⅱ』P.222他)。  存在の階層レベルを宇宙の次元構造に例えた場合、11次元の上に定立される純粋な認識作用。

10.虚空会

 一人の如来が主催する教えの会合のこと。  法華経の見宝塔品によれば、虚空会の中心で会衆に法華経を説くとき、多宝塔と多宝如来が中空に現れ、「善いかな、善いかな。あなたの教えは全く正しい」と賞賛の声をあげるという。 また、…

9.色即是空

 般若心経の「色即是空、空即是色」は「およそ物質的現象というものは、すべて、実体がないことである。およそ実体がないということは、物質的現象なのである」と訳されている(岩波文庫『般若心経・金剛般若経』P.11より)。 &n…

8.ビッグバン(現一切色身三昧)

宇宙は超高温・高圧の火の玉が爆発することによって始まったといわれるが、この爆発はビッグバンと呼ばれている。  では、ビッグバンはなぜ起こったのか?  理論物理学者たちの懸命な努力にもかかわらず、その謎は科学的にはいまだ解…

7.多宝如来

多宝塔の住人である「すべての入滅した過去仏」を、一人の如来として擬人化したもの。  「すべての如来の遺骨が一塊になったもの」と「多宝如来の全身」は同義であると考えられる。   ・10次元の「未来仏」と11次元の…