「正しい教えの白蓮」を語り継ぐものであり、教えの会合(虚空会)の主催者であり、自らの弟子たちに「授記(未来に仏となる予言)」を与えて、彼らに未来仏として「正しい教えの白蓮」を無限に広めさせる者。
法華経は「如来が如来に説く教え」と言われるが、すべての存在の目的は如来となることであり、この存在世界の主役であるといえる。
如来は、「如来さながらの大菩薩(普賢菩薩)」として、最末法に生まれる(生まれた世界には、必ず正法の如来と像法の如来がそれぞれ教えを遺している。
最末法の如来は、正法の「法華経」を説き明かし、像法の如来の「第五の教え」として自らの「法華経」を遺す。
文明は、いわば、如来の「法華経」の承継のために流転するのである。